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創立37周年を迎えて

会長

第3代
足立区の保存樹を守る会 会長

牛込 源晃

昭和51年4月に発足した、「足立区の保存樹を守る会」も、37年という永い月日を重ね「足立区の保存樹・樹林を守る会」と発展しました。これは、ひとえに守る会発足時に御尽力いただいた初代会長の吉田利男氏や常田進氏、前会長の佐藤英一郎氏のおかげであるとともに、各会員の「大樹・樹林を守っていく、保存して行こう」と思う気持ちが、会を発展させ、存続させているのだと思います。
顧みますと、以前は区内にも豊かな田園が望めましたが、区画整理事業や新たな住宅開発・都市計画道路の整備などの、急激なまちの変化にのまれて、樹齢百年以上という大樹が次々に姿を消すに至りました。また、家族の不幸により相続税に対応するために、樹林地を開発しなければならなかった例もあります。
現在、地球温暖化の影響によって都内の樹林も減少の度を速めておりますが、足立区の大樹や樹林が、神社や寺院の信仰財として、大気の汚染を浄化し、生物の生息する小拠点として、生態系保全の場として、防災の緑として、街に品格を与える景観美として、学習、観察、憩いの場として、等々果たす役割は極めて大きいと思います。
只今、約159名の会員が約559本の保存大樹と18ヶ所の保存指定樹林の保全、管理につとめておりまして、全国でも稀なる会であります。しかしながら、営々として大樹、樹林の保全に努める会員個々の力には限界があります。国からの税制面の支援と、行政によるさらなる支えを願うものです。
それにもまして区民の方々に、これらの大樹、樹林は、緑の中核であり共有の緑とお考えになって頂きまして、協働して次の世代に引継ぐべき保全のパートナーになって下さるよう願うものです。
足立区の大樹・樹林が各位の御支援により保全して継続できますようお願い申し上げご挨拶と致します。

(平成25年10月1日)

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